大倉 カップの取っ手
こちらは 取っ手の破損のお直しです。
強度には問題が有るのですが、ご依頼者様のご希望で、補強はせずに直すことに成りました。
取ってはとても細く繊細で
破損した接続の部分の欠けがあるため、単にくっつけるだけでは出来無い物でした。
どうしたもんかと考えたんですが、とりあえず下処理をして、刻苧漆で
足りない部分を少しのばしてみました。
形をけずって取っ手のラインと少しのこっていう根元とのつながりをあわせて 固定。
固定もどうやってしたらいいのかいろいろ試行錯誤考した結果。これです笑
いい感じに密着してくれるの樹脂製の粘土があったので、微妙な傾きの調整も出来ました。
この段階で出来た隙間も刻苧で埋めました。
この作業中、最初っからこの作業でもよかったのでは‥と思ったのですが、
長くのばした部分が軸に成って隙間を埋める作業もやりやすかったのかな?とも思いました。
数日後、粘土を外してみました。なかなかうまく付いているような気がしますが‥
もう少ししっかり乾いてから縁を奇麗にしてみます。
もしずれてたらやり直しですが、ここまできたら楽勝です。
0コメント